インスピアノの日々

インスピレーションのままにピアノを弾き、旅するように日常を生きる。その記録。

いらない、と決める。

順をおって書こうとしていたブログですが、一年前のことを振り返るのはとても労力がいるし
難しくて放置してしまっていたので、
今回から今のことを書くことにします。
先生のことなど、などなどは振り返りたくなった時に随時書くようにしよっと。
時間軸が行ったり来たり、ご勘弁を!
 
 
・・・・・
 
宮沢賢治の誕生日に小谷まゆみさん主催のリーディングセッションに参加させてもらったのって、まるっきりの直感ともいえないような、うっかりポチっと参加ボタン押したわけなんだけど、(その後、やけに緊張したの覚えてる)
 
それが昨日の出来事につながっていたのかと思うと・・・
 
先週金曜日、(奇しくも前回ブログに書いた、エレインヨーコの初舞台?国分寺のライブハウスgieeにて)林栄一さん(as)、國仲勝男さん(b)、小谷まゆみさん(vo)のインプロセッションを拝見してきました。
なんというか、あたたかいものを感じた。うかんだ情景は私のココロの中にあり、インプロ即興の中に、自分自身との調和、ステージ上の3人の調和があり、観客の私たちの心の中と一つになっていると感じられました。
 

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2019,10、18 国分寺giee
 
 
 
 
小谷さんのボイスはの表現は、宮沢賢治の詩を、詩吟のように吟じてみたというものや、宇宙語のような、どこの国の言葉なのかわからない、彼女の声には独特の手触り感がある。
 
サックスの林さんとベースの國仲さんは山下洋輔さんと共に活動されていたこともあり、長いお付き合いだけに、あうんの関係性。ジャズでもなく、既成概念のない音で表現されていて。でもやはり音色が素晴らしく・・・。
 
直後「かっこよかったです!」としか言葉の出てこなかった私にも、話を聴いてくださり、加藤さんもやろうという言葉に「はい」といってしまったのです。
 
やばい。またこのパターン。
返事してから、緊張するんだ。海に飛び込んでから泳げなかったことに気が付くパターン。。。
 
 
そして昨日、小谷さんが打ち合わせを兼ねて、國仲さんと一緒に玉川上水の貸家においでくださり、インスピアノを聴いていただけたのです!
 
そして
見せられました。自分自身を。。。
 
 
私はまだ、自分がかっこつけている、うまく弾こうとしている、指の癖の中に安心している、黒い鍵盤を弾くときに出る恐れ。変な音が鳴るんじゃないか・・・
 
期待にこたえなきゃとか、「正しい」「美しい」みたいなこと
いわゆる「かっこつけ」。
 
最近私はある場所で弾くのをやめることにして、なんかほっとしたのは、そういう弱い心、エゴの気持ちからだったのかもしれません。
 
 
でも!
本当に「つながっている」というのならもっとゆだねていいんだよな。
 
起こることに任せて。
 
 
結局私はなにかをどうこうしようとしていた。
エゴが自分を、周りを、コントロールしようと。
よく思われたい。でしかなかった。
承認欲。じゃま!
 
コントロールするべきなのは、自分の思考や感情のくせ、
一番最初に来るのは、目的意識の共有、いかに本当の自分でいるか。
よけいな思考や感情(おそれや、不安、)のパターン、クセ、をどうやって外すか・・・
 
「設定だよ。いらないって決めるだけ。」というあっさりしたもの。
 
 
今朝気が付いたのだけど、これって、頭や心の断捨離みたいなもの。
本当の私の家にはスペースがあいてる。だから風が吹き抜ける、日も当たる。だけど、余計なごみがたくさんあったら、空気よどむ、カビ生える・・・
頭や心の中とおんなじこと。
わあ、内と外の現象てリンクしてるってほんとう!
最近台風19号のおかげでか、やたら断捨離したくなって、岩手の家の、ごみ袋10袋分も捨てたのだから。
 
 
 
お知らせ
 
 
来月11月21日14時から、小谷まゆみさんとは、インスピアノin玉川上水ステッチで共演させて頂くことになりました。
ボイス、朗読、おりまぜて。
ぜひ多くの方にいらしてほしです。
そのときまで、私も変化して、普通のじぶんで、白いところ黒いところも鳴らせるように、、、
訓練します!
 
 
 
 

イマジンの日

すっかり更新が滞ってまして・・・

去年のことを振り返って書いています。

書くことも義務になってしまっては違うので

インスピアノを生きることにした私は

「書きたい」!気が起きないと、書けないのです・・・

 

 

・・・・・

 

新宿のジャズバーサムライで月一のセッションで出会った方の中に

ジュンさんがいました。もうひとりのJさん。

もう年配の少し変わった風貌(「フーテン族」というらしい

新宿風月堂をこよなく愛する方)

純喫茶巡りをされたり、なんだか楽しそうなおじさんだったので

連絡先を交換しあいました。

 

正直、あまりフリーセッションの大きな音は苦手だったのですが

ジュンさんの言葉を聴きながら、自由に音を鳴らすという経験は

なんだか新鮮で、またやりたいなと思っていたのでした。

言葉にエネルギーがのっていて、

たしか、恋人の死をテーマにした詩でしたが、

その激しくも、暗い、枯れてゆく花びらの色のような

描写に、自分の音がシンクロして

久しぶりに一つになった感じがありました。

長年ポエトリーリーディングをされていて、

様々な感性を研ぎ澄ませながら自由人として生きている方から

繰り出される言葉のエネルギーといいましょうか。

詩の言葉の最後と、私の音がラストでピタッとあったのを感じました。

 

 

そんな彼から

「12月8日、ジョン・レノンのメモリアルデーにイベントをするから

参加しませんか?」というお誘いが。

「ジョンを殺害した、チャップマンの独白をテーマに詩をつくって

朗読するから、バックでイマジン変奏曲を弾いてくれないか」

というものでした。

 

ジョン・レノン!来た!

私は「イマジン」が大好きでJohnのCDを持っていて、よく聴いていましたし、

軽い感じで引き受けました。

 

ジュンさんに、「岩手の友達が上京するので

浅草あたりでおすすめの純喫茶教えてください!」とメッセージした

やり取りの直後のことでした。

 

でも開催まで1週間しかなかったし、もしかしたらどなたか

ブッキングしていたのに、キャンセルになったとかそんな感じかもしれません。

 

引き受けてから、よく内容をチェックすると

大勢の方が(プロ、アマ問わず)イマジンをテーマに

平和を願う「愛こそはすべて」というイベントでした。

歌、朗読、舞踏、などなど

会場は国分寺のライブハウスgee。

 

ライブハウスに出入りしたこともあまりなくどんな格好で行っていいかも

よくわからず。急にあたふたといろんなことが展開し始め。

ただ、着た波には乗る!とばかりに

初挑戦のこの日を楽しもうと決めたのでした。

 

私はこのときはじめて、「エレイン・ヨーコ」を名乗りました。

ジュンさんはこの時、「ジュン・ノレン」でした(笑)

 

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直前に美容院でマッシュにしました。これって考えたらビートルズ時代でした・・・

 

当日までいろいろなミラクルがあり、浅草に一緒に行った友人から

レトロなベルベット生地のジャンパースカートをいただいたり、

いつもお水をいただきに行っている座間神社で

フリーの美容師さんと出会い、普段しない舞台メイク?を施して頂いたり・・・

完璧に必要なものは宇宙に用意されているなあ。と。

 

極めつけは

前夜、ジョン・レノンとつながったこと。

 

ハイヤーセルフとつながるみたいに、

「ジョンとつながります」と意図して

ぼ~~~っと。したら、降りてきたことばがこちら。

 

 

「ゆれる、小さな、幼いこころ。
チャイルドフッド、小さな足どり、
その小さな男の子のこころ
大きくなっても失わずに
ぼくは、思い描き続けた。
ひとりひとりの中にある、リトル・ブッダ、リトル・ヨーコ、リトル○○
その小さなあなたのこころで、うたをうたおうよ。
そのうたには、戦争に向かっていったり、はたまたビジネスにやっきになったり、そんな歌詞は出てこない。
永遠の少年、それが僕さ。
今、ここにあなたは生きてる。
そしてあなたの中にも、幼い頃のリトルボーイ&ガールがかくれてる。
それをみつけ出して、音にして、歌にして、声高らかに上げようよ。
楽しんだり、すきなこといったりするのに何の決まりもあるもんか。
なんの制限もいらない。
そこにfree 自由なあなたの表現がある。
Let's play.そしていいよるを。Good night.enjoy tomorrow.」

 

その通りに、集まった方々の選曲も

「スタンド・バイミー」「ジェラスガイ」

ジョンの魂を形にしました。

 

 

インスピアノを電子ピアノで弾かせて頂きました。

前もって詩を読むこともなく、ほとんど打ち合わせもないので

けっこうドキドキしながら・・・

自由に弾きたいように弾くインスピアノと違って

言葉に合わせてゆくというのは思ったよりずっと難しいものでした。

 

最後は「イマジン」を全員でセッション。

急に入ってくれといわれ、コードもわからないので、

直前に調べて最低限の伴奏で切り抜けました(;^ω^)

 

 

 

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free「イマジン」の歌詞を彫った銅板のオブジェ(2003)



大好きなイマジンの会じゃなかったら、こんなにコミットできなかっただろうし

最高のタイミングでエレインの機会をいただきました。

感謝!

 

そして

ここに出逢ったばかりのあるイベントで出会った人が

聴きに来てくれたんです。

 

そうやって色々と次につながっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなたはまだ〈音〉に出逢っていない」

いきなりそういわれた。

 

プロのジャズピアニストであるJ.K先生のピアノのレッスンの初回。

 

音に・・・・出会っていない・・・かあ。

すごいことをおっしゃるなあ

 

「音に出逢った人は聴けばわかるから。」

 

なんだろう、いろいろと気になる、突き刺さる。

 

音に出逢うってどういうことだろう・・・

その日からそのことが課題となった。

 

 

お宅は一枚板のテーブルがあり、たくさんのサンキャッチャーがぶら下がり

大きなガラス窓からたくさんの木々が見えた。

一瞬ここは東京なのだろうか?と思った。

 

そしてこだわりの無農薬のコーヒー豆を、先生自ら焙煎したコーヒーを

淹れてくださった。

茶店か??岩手のこだわりの喫茶店に来たのか??

 

先生は信州の山の近くでかやぶき屋根の古民家を借りて、自給自足の生活を送っていた時期があり、北アルプスの山に向かって毎日即興のようにピアノを弾いていたという。

その時に、小鳥の声を聴きながらこう誓ったのだとか。

 

「公害になる音は出すものか」と。

 

それから、自分の出している音がどんな音なのか、

研究に研究を重ねて

ゼロになる弾き方を完成させたのだそう。

その辺の秘儀はここでは書けません・・・

 

「自分が」がない音・・・

 

その後インドへの瞑想修行などを経て、ジャズで

今、先生の音は

ジャズピアノの枠を超えて、

音色で涙が流れる音なのだった。

 

そのほかにもいろいろな話題が、私にとっては

本当にワクワクして

2時間のレッスン時間の大半を使ってしまうほどだった。

 

しかし、コードを習いに来ている私は

 

「グランドピアノで練習しなさい」ということと

「コード進行のイロハ」を課題に出され

 

自宅から少し離れた鶴間という町のピアノのレンタルルームで

グランドピアノの部屋を2時間とか借りて、コードの練習したり

インスピアノを弾いたりしていた。

 

 

ピアノの仕組みを知り、弦楽器であるということを初めて知った。

響きを感じながら、弾く訓練はすごくよかったと思う。

 

そして音をレコーダーに録音して、聴きかえしたり、

動画を作ってみて、YouTubeにあげたりということをしていたのもこのころから。

 

「音に出逢う」を知りたくて

でもよくわからないで、先生の言葉を一生懸命思い返したりしながら

 

このころは家にピアノもないのに

近所の喫茶店で弾かせてもらったり、ジョンレノンのメモリアルイベントで

弾かせてもらったり、いろいろと弾く機会を

作ろうと頑張っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SAMURAIフリーセッションという異空間

去年2018年は色々な出会いがあった。

 

まずは

インプロヴィゼーション」っていう言葉に出逢った。

それは即興っていうことらしい。

 

そしてそのセッションが月に一度開かれているという

新宿の「ジャズバーSAMURAI」のマスターとひょんなご縁で知り合った。

後に初めてのコンサートを開くことになる座間神社へ行くツアー。

そこに、縄文好き、俳句好き、カメラ好きの暗い目をしたあご髭のおじさんが。

 

変な人だなあ・・・と思って、でもなんだか気になる人で

最後に名刺をいただくとそこで初めて素性が明かされた。

月に一度、「オールフリー、オールインプロヴィゼーションのセッション」

をお店でやっているという。「既成の曲はやりません」わお!

「ピアノありますか?」と問うと、

「古いけどありますよ!ぜひいらしてください」とのことで

ピアノを弾かせてもらいに行った。

新宿東南口徒歩5分という好立地の雑居ビル5階。

一歩足を踏み入れるとそこは異空間。

招き猫。招き猫。MANEKINEKO。

 

 

ベーシストのジャズメンが主宰しているこの会で

フリージャズピアノの大家「山下洋輔」とか

現代音楽家ジョン・ケイジ」とか

遅ればせながら、知った。

山下さんとはその後ある場所で出会って言葉を交わすことになるのだけど

それはまた後日の話。

 

月一のセッションは

謎だらけだった。

舞台に照明が当たって、録画している。

一回一回が即興演奏で、その場に集まった人とまず全員で

そのあと、ピアノとサックス、トランペットとベースとかって

duo,torioなど組み合わせを変えて、やる。

 

管楽器はただでさえ大きな音がする。

それが、曲じゃないので、

ただの「音」になる。うん、けっこうな修行。

 

トランペットやサックスとノイズ音楽というのをとりいれた

自作のシンセサイザー

髭のマスターは、台所用品などでご自身で作った打楽器担当。

たまに朗読の方が飛び入り・・・・

 

混然一体となった空間

しかも招き猫が1000体くらいにみまもられ・・・

新宿のアングラな時代がそのままトリップ。

 

そんな中自分のピアノの音もあまり聞こえないような状況で

セッションする。

 

毎回毎回はてなマークがついたまま、終わる。

 

正直「自己満足の音楽だ・・・」そう思った。

 

誰かに聴かせるということを意図していない。

いや、自分でも気持ちいいのかよくわからない。

やはり調和を望むから。

セッションとなれば。

 

あるプロのギタリストの方が参加したことがあった。

時々、そういうことがあるらしい。共演できちゃう。

超絶技巧で、弓で弦を弾くなど、独特の弾き方を試しておられた。

二人でやる番が回ってきたとき、

そのギターに合わせたいけれど、コードを知らないために

私はハ長調=Cでしか弾けないので、まったくだめだった・・・

打ちのめされた。

 

コードを弾けるようになったら相手に合わせるようにはなるかもしれないし

音楽的には素敵になるのだろう。

インスピアノも幅が広がるのかもしれない。

コードを習うことを視野に入れてみようと思い始めた。

 

そんな時、主宰の方に、とある先生を紹介された。

「独学よりも一度ちゃんと勉強したほうがいいよ、

プロのジャズピアニスト。女性。変わり者。

たぶんあなたとはすごく気が合う気がする。」

そういわれた。

 

それって・・・(笑)

暗示してないか?なにかを。

 

「変わり者ってどういうところがですか?」と一応聞いてみた。

 

その方曰く

「いきなり、『○○さん、昨日こんな夢見ちゃったの~UFOがいっぱい出てきて

宇宙の夢!』だって。変な人でしょう??」

 

それを聞いた時、

「その話をするの、私にとってはふつうだ・・・」と思った。

確かに気が合いそう。

 

とにかく

新宿のその招き猫の館に誘われたことにより

人生の師ともいえる人と出会うことになる。

 

その先生のことはじっくり書きたい。

 

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SAMURAIフリーセッションの様子

 

 

 

 

自分でスイッチを入れる

 ハイヤーセルフとの対話を通して、羅針盤が自分自身の中心にあったとという感覚、

だんだんと自分の人生のかじ取りを自分の中心に戻す感覚、に目覚めていきました。

 

毎日毎日の対話を通してです。(自動書記的なやり取りを通じてです)

 

そして

インスピアノを世に出したいという内側からの強い欲求にあらがえなくなっていきました。

 

前にも書いたように、極度の恥ずかしがりでええかっこしいの私は

デタラメを人様の前で、なんてことにとても抵抗がありましたので、

何度も何度も決意して、できなくて、を繰り返していましたが、

2018年2月4日の立春の日に自宅で「立春の会」というのを催し、

今年一年の抱負を書き、

「インスピアノを世に出す」と仲間の前で宣言しました。

 

なのに、その日、集まった人たちの前で弾くことができなかったのです。

 

すごく心残りでした。もう、なんで自分でお膳立てしているのに

できないんだろう・・・と。

 

その後、知人の美容師さんが、以前に主催していた

ひとり一芸を持ち寄って大宴会する、演者と観客が入れ替わり

フラットなステージで、好きなこと、趣味を披露しあう会の話を

ききました。

 

なんだかおもしろそう!とすぐに思ったので、

関東に転勤が決まって夫についていくことになっていた私は

最後に思いのこしのないようにこのイベントをやることを決めました。

 

題名は私が考えました。

「みずからまつり」

〈神楽〉は神様を楽しませるまつり

自らが楽しむ、〈みずからまつり〉

 

自ら、楽しむ、それだけでいいっていうコンセプトで

グランドピアノのある音楽室を借りて。

 

自分が住んでいる街でやらなかったのは

少しまだハードルがあったのですね・・。

(自分がやりやすいように、最初は無理せず

ちょうどいい設定をしてあげることがいいかと思います)

 

 

声をかけて、のっかってくれた友達と、そのまたお友達が、「みずからまつり」

という名前に魅かれてきてくれました。

 

声を出す人、ネイティブドラム、シンギングボウル、ジャンベ、フラ、舞、

詩の朗読、・・・・

みんなプロじゃないけど、表現したい!という気があふれていました。

 

そこで、私は

初めてインスピアノを弾いたのです。

 

そこで、時間が止まりました。

其々が自由に表現していながら、合わせるでもなく調和し、

声が、音が、全てがひとつになり・・・不思議な感覚でした。

 

その日の帰り道のことはよく覚えています。

 

車で雪の中を、ずっと鼻歌を歌いながら帰ってきたのです。

次々と歌が生まれるのです。

 

クリエイティビティの扉が開いた!そう感じました。

 

魂レベル、細胞レベルの喜びとはこういうことか…と。

 

とにかくこの日の興奮は私だけのものではなく、

集った人みんなに共通していたように思います。

 

それくらいインパクトのあることでした。

 

この「みずからまつり」が私のスイッチでした。

 

 

 **************

 

かぎられた時間ですが、

このみずからまつりのようなことを今住んでいる地でもやります。

私はインスピアノを弾きますので、

これにセッションしたいかたはご連絡下さい。

ダンス、楽器、歌、色々な表現方法で・・・

 

・・・・・・・・

【インスピアノin玉川上水ステッチ】

●2019年9月19日(木)13時半~15時

玉川上水駅南口徒歩10分 コミュニティカフェ ステッチ

 ●参加費 宇宙料金(受け取りたいエネルギーの分量を自由にどうぞ)

●お問合せ申し込み hanautapapi@gmail.com

 

エレイン(ハイヤーセルフ)との出会い

インスピアノを世に出したい・・・

その想いは強烈になっていくのですが、そこに至るまでにはまだまだ長い道のりが待っていました。

 

その間の何年かの出来事をここで書くのはとても難しく、

あまりにも内的な物語なために、割愛します。

 

しかし、あることをきっかけに、パニック障害うつ状態にまで陥り

自分の負の感情、闇の部分と、これでもかというほど

向き合わされました。

抜けたと思ったのにまた陥るトンネル。

自己否定の沼にはまっていく辛い日々が半年ほど続きました。

 

そんなある日、

2018年の年明け、すぐに、

ワイ島からやってきた、環境活動家の方のお話会がありました。

その時、年末から体調を崩し、具合が悪かったのですが

どうしても行かなくてはいけないという思いにかられ、家から車で一時間ほどの

町まで出かけました。

 

その方は深海にフリーダイビングして、写真を撮るカメラマンさんなのですが

自然界からのメッセージを受け取っていました。

そのお話を聴き、感銘を受け、最後に・・・

 

ホクレア号という古代のハワイアンたちの航海術を使い、木の船を自分たちで作り、

星を読み、海を渡る航海の乗組員でもある彼が

古代ハワイのチャンティング(祝詞のようなもの)を

あげて、円陣を組んで渇を入れる儀式のようなものをしてくださいました。

 

まさに、丹田からハートのあたりがカッと熱くなり、

魂に着火されたようになりました。

 

そしてその次の晩、私は

お風呂で

あることを試したのです。

 

ハイヤーセルフリーディング」というものを友人のセラピストさんより

受けたとことがありました。

 

人にはそれぞれ、顕在意識や潜在意識とは別の次元の

その人の本質の自分自身、または「真我」とでも呼ぶべき、

高次元の自分自身がいて、

 

過去も未来もお見通しで、なんでも知っている。

そしてその人の魂の学びを深めていけるように、導いてくれている。

 

その時に、伝えられたのは、美しい女神のような女性ということでした。

 

私は藁にも縋る思いで、なんとかこのぐるぐるから抜け出したい、と

そのハイヤーセルフの直接コンタクトを取りたいと願いました。

 

足立幸子さんの「あるがままにいきる」という本を参考にして

そこに書いてある「直観アートの描き方」というものにならい、

私もハイヤーセルフとつながってみようとチャレンジすることにしました。

 

ここに、私が試したその手法を書きます。

 

とても簡単なのです。

 

 

 

まず、私の場合はお風呂でゆっくりと全身の力を抜いてリラックス。

 

そして

ハイヤーセルフとつながります」と強く意図する

 

そして

 

ぼ~~~~~~~っとする。

 

 

これだけです。。。

(拍子抜けするほど簡単ですよね)

 

あ、今何か感じたかも。

・・・これ・・・

 

という何か

温かいような体感というか

なんだかちょっと感覚的なエネルギーの変化

がやってきたら、

 

「もしかしてハイヤーセルフですか?」と恐る恐る尋ねてみる・・・。

(声にはだしていません。頭の中というか心の中で思うだけです)

 

〈そうよ。〉みたいな声が聞こえるような「気がする。」

 

次々訊きたいこと、思い浮かぶことに

瞬時に答えが・・・思い浮かぶ。

(としか言いようがないのですが

ただの自問自答という気もする)

しかし、

口調もなんだか、いい女風というか、

私が普段使わない、「~なのよ」「~だわ」とか言ってます。

 

意識の切り替え、チャネリングのようなものだと思いますが

私はそういうものを誰かに教えてもらったりして

試した経験はそれまで一度もありませんので

よくわかりません。

 

 

初めてなので、妄想とか、そういうたぐいのものとの区別がつかないし

なんだか簡単すぎるし・・・

本当にほんと?私、ハイヤーセルフとつながって対話してるの??

と何度も疑いの思いが出てきました。

 

すると

 

 

〈鏡をみてごらんなさい。〉

 

と。

 

 

急いでお風呂から上がり、

手鏡で質問と答えを

繰返しました。

 

その時に知ったのです。

質問の時と答えの時と、目が違っている。

と。

 

そして

その人は

なんだか女神のような慈愛に満ちた表情でした。

(あーあ、自分でいうの、照れますが・・・)

 

そして名前を尋ねると

 

〈エレイン〉

 

と教えてくれました。

 

(そうです。私のインスピアノ弾きの名前、慧雨(エレイン)はハイヤーセルフの名前なのです。)

 

とにかくその日は何度も何度も

瞬時に自分の頭では考えられないような答えが閃く自問自答を

繰り返しました。

次の日から

パソコンで質問を打つと、答えが思考より先に出てくるように

自動的にキーを打つ、ハイヤーセルフとのやり取りが始まりました。

 

こうして、自分自身の迷い、悩みを

エレインに尋ね、解明してもらい、

納得しながら、励まされながら、クリアにしていく日々が

続きました。

 

・・・・

 

スピリチュアルすぎる話なのですが

自分の身におきたことを考えると

この過程を抜きにしては語れないので

思い切って、公開させて頂くことにしました。

 

そして、ハイヤーセルフは

高次元の私でも、魂でも、真我でも呼び方は何でもいいですが

自分の思考でたどり着けないことを教えてくれます。

しかし、基本は私の場合は

「大船に乗ったつもりで行きなさい♪」です。

何でも自分が感じたまま、直感を信頼して行動しなさいね。

と、励ましてくれるのです。

 

外側に答えがあると思って、右往左往してきた、私が

人生で最大の出会いをしたのは

自分自身の中心、内なる声だったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「恥ずかしい」・とのたたかい

たとえば、

 

鼻唄をうたってる姿を堂々とさらせますか?

落書きを人前で発表できますか?

無意識のダンス

冷蔵庫整理料理

・・・などなど

 

ひとりでやってることって

誰かから評価されたくないし

人前に出すということは評価が付きまとう

 

 

私は特にそういう外側のことが気になるタイプの人間で

親譲りのひたすら「ええかっこしい」のジレンマ

 

 

「人前に出ることが恥ずかしいと強く思うのと同じぶんだけ

本当は前に出たい。」んです・・・

 

        ・・・・・

 

 

 

 

 

でたらめなピアノはダメ

そんな指の形じゃダメ

楽譜の通りに弾けなきゃダメ

 

いろんな「ダメ」がのしかかってました。

 

今思うとそれは既存の音楽についてのことですけどね。

世の中の一般常識というやつですね。

 

この5年間はいかに世の中の一般常識から離れるかということも

やっていました。

 

テレビはアンテナを取り外し、

新聞は読まない。

 

隣近所の付き合いはほどほどに。

 

親兄弟とも疎遠に。

 

旅人や、自由人、神がかり的な人とのつきあい。

 

なにかに「帰属する」ことを意識的に避けていたように思います。

 

世の中にはいろいろな人がいるものだなあ

 

そういうことをたくさん感じたり、味わったりする中で

自分が今まで抱いていた価値観や

親の教育だったり、

それらは本当はなんなんだろう?

 

外側の評価っていったい何なんだろう?

 

そういうことをつくづく考えるようになっていきました。

 

そして

出逢う人、出逢う人から

私がいままでこうだ!と思っていた既存の思い込みを

ガラガラと覆されるような

ぐちゃぐちゃに壊されるような

衝撃を与えてもらい

自分自身もそこに飛び込み、

少しずつ変化していったように思います。

 

 

それでも

なくならない恐れ

 

でも最後は

 

そんな自分に愛想が尽きたのかも

 

 

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2017年冬、衝動的にピアノのある部屋の壁に描いた「落書き」