インスピアノの日々

インスピレーションのままにピアノを弾き、旅するように日常を生きる。その記録。

イマジンの日

すっかり更新が滞ってまして・・・

去年のことを振り返って書いています。

書くことも義務になってしまっては違うので

インスピアノを生きることにした私は

「書きたい」!気が起きないと、書けないのです・・・

 

 

・・・・・

 

新宿のジャズバーサムライで月一のセッションで出会った方の中に

ジュンさんがいました。もうひとりのJさん。

もう年配の少し変わった風貌(「フーテン族」というらしい

新宿風月堂をこよなく愛する方)

純喫茶巡りをされたり、なんだか楽しそうなおじさんだったので

連絡先を交換しあいました。

 

正直、あまりフリーセッションの大きな音は苦手だったのですが

ジュンさんの言葉を聴きながら、自由に音を鳴らすという経験は

なんだか新鮮で、またやりたいなと思っていたのでした。

言葉にエネルギーがのっていて、

たしか、恋人の死をテーマにした詩でしたが、

その激しくも、暗い、枯れてゆく花びらの色のような

描写に、自分の音がシンクロして

久しぶりに一つになった感じがありました。

長年ポエトリーリーディングをされていて、

様々な感性を研ぎ澄ませながら自由人として生きている方から

繰り出される言葉のエネルギーといいましょうか。

詩の言葉の最後と、私の音がラストでピタッとあったのを感じました。

 

 

そんな彼から

「12月8日、ジョン・レノンのメモリアルデーにイベントをするから

参加しませんか?」というお誘いが。

「ジョンを殺害した、チャップマンの独白をテーマに詩をつくって

朗読するから、バックでイマジン変奏曲を弾いてくれないか」

というものでした。

 

ジョン・レノン!来た!

私は「イマジン」が大好きでJohnのCDを持っていて、よく聴いていましたし、

軽い感じで引き受けました。

 

ジュンさんに、「岩手の友達が上京するので

浅草あたりでおすすめの純喫茶教えてください!」とメッセージした

やり取りの直後のことでした。

 

でも開催まで1週間しかなかったし、もしかしたらどなたか

ブッキングしていたのに、キャンセルになったとかそんな感じかもしれません。

 

引き受けてから、よく内容をチェックすると

大勢の方が(プロ、アマ問わず)イマジンをテーマに

平和を願う「愛こそはすべて」というイベントでした。

歌、朗読、舞踏、などなど

会場は国分寺のライブハウスgee。

 

ライブハウスに出入りしたこともあまりなくどんな格好で行っていいかも

よくわからず。急にあたふたといろんなことが展開し始め。

ただ、着た波には乗る!とばかりに

初挑戦のこの日を楽しもうと決めたのでした。

 

私はこのときはじめて、「エレイン・ヨーコ」を名乗りました。

ジュンさんはこの時、「ジュン・ノレン」でした(笑)

 

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直前に美容院でマッシュにしました。これって考えたらビートルズ時代でした・・・

 

当日までいろいろなミラクルがあり、浅草に一緒に行った友人から

レトロなベルベット生地のジャンパースカートをいただいたり、

いつもお水をいただきに行っている座間神社で

フリーの美容師さんと出会い、普段しない舞台メイク?を施して頂いたり・・・

完璧に必要なものは宇宙に用意されているなあ。と。

 

極めつけは

前夜、ジョン・レノンとつながったこと。

 

ハイヤーセルフとつながるみたいに、

「ジョンとつながります」と意図して

ぼ~~~っと。したら、降りてきたことばがこちら。

 

 

「ゆれる、小さな、幼いこころ。
チャイルドフッド、小さな足どり、
その小さな男の子のこころ
大きくなっても失わずに
ぼくは、思い描き続けた。
ひとりひとりの中にある、リトル・ブッダ、リトル・ヨーコ、リトル○○
その小さなあなたのこころで、うたをうたおうよ。
そのうたには、戦争に向かっていったり、はたまたビジネスにやっきになったり、そんな歌詞は出てこない。
永遠の少年、それが僕さ。
今、ここにあなたは生きてる。
そしてあなたの中にも、幼い頃のリトルボーイ&ガールがかくれてる。
それをみつけ出して、音にして、歌にして、声高らかに上げようよ。
楽しんだり、すきなこといったりするのに何の決まりもあるもんか。
なんの制限もいらない。
そこにfree 自由なあなたの表現がある。
Let's play.そしていいよるを。Good night.enjoy tomorrow.」

 

その通りに、集まった方々の選曲も

「スタンド・バイミー」「ジェラスガイ」

ジョンの魂を形にしました。

 

 

インスピアノを電子ピアノで弾かせて頂きました。

前もって詩を読むこともなく、ほとんど打ち合わせもないので

けっこうドキドキしながら・・・

自由に弾きたいように弾くインスピアノと違って

言葉に合わせてゆくというのは思ったよりずっと難しいものでした。

 

最後は「イマジン」を全員でセッション。

急に入ってくれといわれ、コードもわからないので、

直前に調べて最低限の伴奏で切り抜けました(;^ω^)

 

 

 

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free「イマジン」の歌詞を彫った銅板のオブジェ(2003)



大好きなイマジンの会じゃなかったら、こんなにコミットできなかっただろうし

最高のタイミングでエレインの機会をいただきました。

感謝!

 

そして

ここに出逢ったばかりのあるイベントで出会った人が

聴きに来てくれたんです。

 

そうやって色々と次につながっていきます。