インスピアノの日々

インスピレーションのままにピアノを弾き、旅するように日常を生きる。その記録。

新しい自分になる~自分のこだわりをはずす~

春分前日
ストーリーテラーYumicoさんと、インスピアノを合わせさせてもらいました。

本当は3月10日にやるはずだった「インスピアノ×内なるこども」というイベント。

ストーリーテラーとして、自分が思い浮かべたビジョンを、いくつものお話として、書きためていた彼女は、私をfacebook上で見つけてくださり、この日を大切に計画し、「桃初笑」の日に、彼女のはじまりをサポートすることになっていました。

しかし、コロナウィルスの影響で中止を余儀なくされ・・・・

それは仕方のないこと。

それでも、この日に合わせて、ふたりで打ち合わせや練習を重ねてきました。

 

 

☆はじめての練習の様子の動画

 


「インスピアノ×内なるこども」リラちゃんときんいろのもうふシリーズ「いしだたみ」その1

 

しかし、実をいうと、朗読に合わせて何度かインスピアノを弾かせてもらってきたのですが、本当に難しくて、どうしたら、二人のエネルギーが交流するのか

分からないままでした。

 

そして、3月19日、もう一度、やりたい、と、近所のホール、「ステッチ」を予約しました。

試行錯誤の様子を含めて、お客さんにも見てもらいながら、それを撮影することにしました。

 

むしろ、コロナのおかげで、覚悟を試されましたし、一回限りでイベントが終わるのではなく、Yumicoさんと、こうやって何度も打ち合わせたり、お互いの心をすり合わせていく過程が経験できたのでした。動画をYouTubeにアップするということも含めて。

 

 

そして、ずっと、できなかった「手ごたえ」をつかむことができました!

玉川上水のステッチさんも、今回で7回目。

来月この地を離れる私にとっては最後の機会となります。

 

何度か合わせてみても、私のピアノの音が大きすぎ、声とのバランスが悪かったり、どうも何かが違うという感じで、二人だけでやってもなかなかわからなかったんです。

ただ、音量の問題だけではなく、もっともっと調和するためにどうしたらいいのか。

 

私としては、がっつり自分の世界に入らないと「インスピアノ」ではなくなるんじゃないか、相手の声に合わせてやると、BGMになってしまう。生き生きと弾けなくなってしまう。そんなことを恐れていて、彼女には、自己満足に陥ってはいけないという、自己への戒めと、周りが気になりすぎため、集中が難しいという面があり、ちぐはぐになってしまう。

 

そもそも、「インスピアノ×内なるこども」というタイトルですが、リラちゃんという女の子はゆみこさんのインナーチャイルドの物語。リラちゃんが金色の毛布にくるまって、色々なところに運ばれて行って、素敵な世界を体験するお話です。

 

エネルギーの交流が途切れると、集中を欠き、長く長く感じてしまう。今回も1回目は「もっと、間を入れた方が」とかいろいろ頭で考えすぎてしまって、時間が気になるということが起こってきました。


その場に来てくれた友人に、お客様として感想を伺いながら、

相手の音をよく聞きあうというのがポイントで、スペースを大事に、ということを

大事にしようと確認。

 

 

つぎのおはなしは

私も初めて聞く「くじら」というお話をやってみることに。

軽く打ち合わせをして、間をとるタイミングを確認して、

Yumicoさんには物語の中に入り込んでもらうこと。

いつもはピアノに背を向けてお客様のほうを向いてお話しするのですが、

お互いに向き合って、お互いを感じあってやってみようということになりました。

 

そして

 

私は耳から情報を得るタイプなので、いつもは目を閉じて弾くのですが、

なんだかふと、目を開けてみよう、そう思ったのです。

 

今まで自分がこうでなくてはできないと思っていた、そのことを

あえてやってみる、と、どうなるのかを

本当にふと。

 


実はそれがカギでした。

 

Yumicoさんはそれはもう表情豊かに、お話をされていました。

情報をキャッチして、必要な間や、全てを伝えてくれてました。

リラちゃんがくじらと一緒に空を飛ぶ様子を、イキイキと

本当に情景が浮かぶように・・・

 

私は声を聴くと同時に、その人の全身から発せられるエネルギーを

感じ取りました。

呼吸を合わせ、自然に間をとったり、音楽も生き生きと変化してゆきました。

 


目を開けて弾くと入り込めないんではないのかというのは思い込みでした。

エネルギーが交流しあうのを感じました。

 

 

彼女も、それまでの語り方とは違う感じに変化しました。

物語は淡々と、あまり感情的になりすぎずに語るものだという、あくまでもストーリーテリングの形を崩したくなかったのかもですが、その自分の流儀を手放してくださったように思います。

 

彼女との共同作業で、「物語」自体を浮かび上がらせることの手ごたえをつかんだように思います。

 

 

 

自分の固定観念、癖、の外側に一歩踏み出すことをやったのかな、と思います。

 

 

 

「自分を手放すというのは

 簡単なことではない

 

今までの自分を守ること

でもそれでうまくいってないのがわかったときに

変化が訪れるんだ

 

 

その人を見るんだよ

その人と呼吸を合わせるんだよ

 

 

その人との呼吸というのが大事なんだ

 

そういうことを知るのだ

 

 

その人と交流をするということはね

 

その人が最も輝けるということ

その人が出てくる

 

 

その人の中から何が出てくるのかを

 

その人も知らないのだ」

 

byエレイン

 

 

 

一人では変わらなかった、気づけなかったことです。

 

そのあと、Yumicoさんのメッセージピアノを弾かせて頂いたら、わくわくしたインナーチャイルドのゆーちゃんが喜んで飛び出してくるような音でした。

 

一人ひとりの中にある輝く魂を、外に出すお手伝いができたのかな

そんな悦びで満たされ、

私自身も自分の今までのスタイルや、固定概念をとっぱらう機会になり

本当に本当にうれしかったです。

 

この場の流れと、見守ってくれている存在達、そして集まってくれて、それをサポートしてくれたみなさんに感謝いたします。

 

この日の様子、上手く録れていたら、また後日upいたしますね♪

 

いろいろいろ、進化中の慧雨陽子をこれからもよろしくお願いいたします!

 

 

 #インスピアノ#エレインヨーコ#ストーリーテラー#Yumico